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フランツ・フォン・スッペ レクィエム ニ短調  

フランツ・フォン・スッペ(1819-1895)
レクィエム ニ短調(ソリスト、合唱とオーケストラのための)

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 Requiem aeternam
 Kyrie eleison
 Dies irae
 Tuba mirum
 rex tremendae majestatis
 Recordare jesu pie
 Confutatis maledictis
 Lacrimosa dies illa
 Domine jesu
 Quam olim Abrahae
 Hostias
 Quam olim Abrahae
 Sanctus
 Benedictus
 Afnus Dei
 Cum sanctis tuis
 Libera me domine

<演奏>
 エリザベーテ・マトス(ソプラノ)
 ミリヤム・カリン(コントラルト)
 アキレス・マチャド(テノール)
 ルイス・ロドリゲス(バス)
  ミシェル・コルボ(指揮)
  グルベンキアン財団管弦楽団&合唱団

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スッペと言えば「軽騎兵」序曲や「ボッカチオ」の<恋はやさし 野辺の花よ>とかオペレッタの作曲家としての有名ですが、宗教音楽の作曲家としての一面もあります。最初の対策は13歳の時に書いたミサ曲で、以降、いくつかのミサ曲を作曲しています。このレクィエムは1955年、36歳の時の作品で、スッペの友人で支援者でもあったフランツ・ボルコニーのささげられています。フランツ・ボルコニーはウィーンなどで劇場支配人を務めた人で1850年に亡くなっています。スッペは5年の歳月をかけて60分を超す大作のレクィエムを作曲しています。初演は1855年11月にぽるこにーを記念するミサの折に行われ、以後も折に触れて再演されましたが、その後忘れられ、一時スコアも紛失されましたが、20世紀後半にウィーンの図書館から手稿スコアが発見され、また演奏されるようになりました。
全体的に伝統的なスタイルで作曲され、4人の独唱者、4西武の合唱とオーケストラという普通の編成の曲です。独唱の部分を聴いているとオペラのアリアかと思うほど優美で感傷的なメロディが出てきますが、どちらかというとモーツァルトなどの古典派の曲に近いと思います。特に「キリエ」や「奉天唄」「コンムニオ」におけるフーガは印象的です。「怒りの日」も過度にドラマチックにならず淡々と進められるのには好感が持てます。全体的にとても心を込めて作曲されているのが伝わってくる佳曲だと思います。
比較的CDも出ている曲で私も何種類か持っていますすが、その中でコルポのライブ演奏はこの曲の雰囲気をとてもよくだしているいい演奏だと思います。

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